【愚策?】NPBにおける送りバント
今回の記事は野球の記事です!
いきなり野球かよ!NBA語るブログじゃないのかよ!!と思われた皆様。
すみません、何も言えないです!!!どうか読んでいって下さい!
タイトル通り、NPBにおける送りバントについて書いていこうと思います。
早速ですが、無死一塁からの送りバントの戦術的価値について皆さんどう思われていますか??
走者をを得点圏に進めることで
「得点確率が上がる!」
「守備側にプレッシャーを与えられる!」
から、価値があるという意見を持つ方もいらっしゃいますよね!
まあ、僕が一言で言わせてもらうとすれば、
無死一塁からの送りバントに戦術的価値はありません!!!
「※ただし、一部の例を除く」の文言はつきますが。
一部の例としては
●OPSがおよそ.600を下回る打者
●試合終盤など確実に1点が欲しい場面
こういったところでしょうか。
基本的に送りバントという作戦は、得点期待値を下げ得点確率を上げるという作戦です。
得点期待値、得点確率については下記URL参照して下さい。
http://www.baseball-lab.jp/report/entry/7
得点確率を上げるのは良いことです。文字通り得点する確率が上がるのですから!
ただし、無死一塁と一死二塁の得点確率を比べてみると、とっっっっても微々たるものなんです!(10分の数%ほど)
得点確率が上がるのは事実ですので、試合終盤1点でも取りたい!という場面では有用でしょう。
また、打者のOPSがおよそ.600を下回る場合はこの限りでは無く、ヒッティングした場合とバントした場合、バントの方が得点期待値、得点確率ともに高い数字となります。したがってこちらも例外としてバントは有用です。
また、無死一二塁から一死二三塁では得点期待値、得点確率ともに上昇するので、この送りバントも有用と言えます。
ちなみに、この無死一二塁の場面からの送りバントのみ得点期待値、得点確率ともに上昇します。
つまり、無死一二塁の場面以外でのバントは基本的に有用ではありません。
まあこんな話と、データについては色々なところで色んな方々が書かれてますので
そちらを検索していただけるとわかりやすいかと思います(笑)
あ、あとこの手の話をすると
「〇〇はバント多用でぶっちぎり優勝したじゃん」
「ヒッティングするとゲッツーがあるじゃん」
と言った意見が聞かれますが、バントしてなかったらもっと点が入っていて、もっとぶっちぎっていたかも知れないんです。統計上はそうなる確率の方が大きいんです。併殺打についても、それ込みでの統計です。併殺打というリスクを抱えつつも、ヒッティングの方が有用なんです。
ちょっと長々話し過ぎました。すみません😭
本当に僕が言いたかったことはこれから。
なぜ統計上有用でない無死一塁からの送りバントをNPBの球団は多く採用するのか??
…はい、なんでですかね??
多く得点できる機会を失い続けています。
統計としてデータがあるにもかかわらず、ガン無視です。
正直理解ができません(笑)
「MLBに比べ投手の登録数が多いから僅差での中継ぎ勝負ができる」
という意見を耳にします。まあ、勝負できているチーム、少ないですよね。ですが、NPBにおいてリリーバーの層の厚さが優勝に繋がっているというのは結構あるので、良い意見だと思います。
「MLBと違って非力な打者が多い」
これは、何もわかってないですね。先程書いた通り、OPSが.600程の打者以外は全てヒッティングの方が良いわけですから。そんな打者を出す方がおかしいというわけです。ましてや2番でなんて、ちゃんちゃらおかしなことです。
「首脳陣がデータに触れていない」
これ、割とありそうなのがちょっと嫌です。
というか、多分これですよね。これだけではないにしろ多くを占めている気がします。チームのトップとして采配を振るう首脳陣がそんな意識であってほしくないですよね。
色々な意見が聞かれますが、僕が一番気になったのは次のような意見です!
「バントは監督の精神安定剤」
これはなるほどなあ、、、と思いましたね。
バントのサインを出すことによって、仕事をしている感じが出る。(実際はむしろ邪魔ですが)
バント失敗した場合、選手に責任が降りかかる→自分の責任ではない。
ヒッティングさせてゲッツーになるよりはよほどマシだと考えているのも一因でしょうか。
各球団の監督がこう考えているのであれば、即刻やめて欲しいですね!
色々な意見がありますが、やはり実際の現場の声を聞いてみたいところですね。
どっかにそんなこと聞いてみたような記事とかあれば教えて下さい😌
今回は以上です!感想、意見等ありましたら、是非コメントください!勿論バント必要論でもオッケーです!お待ちしております!
監督さん、その精神安定剤、毒薬かもしれませんよ?